AWS のストレージサービスである S3(Amazon Simple Storage Service)を利用してみます。本記事ではコンソール画面においてファイルをアップロードし、ウェブブラウザで表示できるようにしてみます。
AWSでは画像やテキストなどのファイルを「オブジェクト」、オブジェクトを格納するコンテナを「バケット」と呼んでいます。「静的ウェブサイトホスティング」の機能を利用すると、ウェブ上で公開することが可能となります。
大まかな手順は以下の通りです。
1. バケットの作成
2. 静的ウェブサイトホスティングの有効化とアクセス権の設定
3. ファイルのアップロード
S3コンソール画面を開き、「バケットを作成する」をクリックします。
「バケット名」を入力します。バケット名はこのサービスに登録されている全名称においてユニークである必要があります。「リージョン」はすでに設定されているアジアパシフィック(東京)のままにしておきました。入力したら「作成」ボタンをクリックします。
作成したバケットが一覧に表示されるので、そのバケット名をクリックします。
静的ウェブサイトホスティングの設定をしていきます。「プロパティ」タブをクリックします。
「Static website hosting」を選択します。
次に「アクセス制限」タブを選択し、「編集」ボタンをクリックします。
「パブリックアクセスをすべてブロック」のチェックを外し、「保存」します。
「確認」します。
引き続き「アクセス権限」タブの「パケットポリシー」を選択し、パケットポリシーを追加します。バケットポリシーを追加するからコードをコピー/ペーストし、下記で説明しているように編集したら「保存」します。
下記コードの8行目「example-bucket」の部分を、自分で作成(入力)したバケット名に置き換えます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 |
{ "Version":"2012-10-17", "Statement":[{ "Sid":"PublicReadGetObject", "Effect":"Allow", "Principal": "*", "Action":["s3:GetObject"], "Resource":["arn:aws:s3:::example-bucket/*" ] } ] } |
「概要」タブを選択し、「アップロード」ボタンをクリックし適当な index.html ファイルとerror.htmlを作成し「アップロード」します。
アップロードしたファイルは下記のように一覧として表示されます。上述したエンドポイントとしての「/」にアクセスするとindex.htmlが、存在しないURLにアクセスした場合にはerror.htmlが表示されます。
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