IO2016年02月号「IoT」と「M2M」/風が吹けばウェブ屋も儲かる

2016年1月21日

IO 2016年 02 月号 [雑誌]

 

 

今月の特集は「IoT」と「M2M」。IoTは去年あたりから経済雑誌などでも頻繁に特集が組まれるようになったが、M2M(マシンツーマシン(Machine-to-Machine))も基本的な考え方は同じだ。「IoT」の世界がより具体的なシステムとして語られるようになれば、M2Mというワードもより拡散されていくことだろう。

 

M2Mの無線通信規格として以下のような種類がある。

 

Wi-Fi
Bluetooth
ZigBee
RFID

 

今回私が知ったのは、ZigBee(じぐびー)という規格だ。ZigBeeは海外などでは既に良く利用されているらしい。消費電力も低く一つのネットワーク内に最大で65535ノードが接続できるので、ワイヤレスセンサーネットワークの構築に適しているという。ZigBee IPと呼ばれる次世代の規格ではIPv6の送信もできるようになった。

 

開発環境としては、「MQTT(Message Queue Telemetry Transport)」に着目すべきだろうか。MQTTは少量のデータを送受信することのできるM2M向けに開発されたプロトコルでもちろん消費電力も低い。HTTPは基本pull型だが、このMQTTプロトコルは1対多および多対多であるPub/Subと呼ばれるPUSH型の通信を実行することが可能だ。メッセージをやり取りするためには、MQTT Brokerと呼ばれるサーバを必要とするが、「Sango」のようなクラウドサービスも既に展開されている。またAWS IoTサービスの一貫である「Amazon IoT Message Broker」もこのMQTTサーバの一つだ。

 

以上のような展開からM2Mが活躍する世界は確実に拡がっているというわけだ。開発言語としても、Raspberry PiのようなLinuxが利用できるマイコン上では、PythonやRubyのようなスクリプト言語を利用することができる。つまりウェブとの相性も良い。フィンテックなどの新しいAPIが増えれば、更なるマッシュアップ技巧も生まれるはずだ。増大するセンサー機器と変化するデータ構造に備えて、NoSQLなどのデータベースも勉強しておく必要がある。

 

ウェブ屋の未来は近く、そしてまだまだ遠い

 

自動運転はまさに未来の技術と言ったところだが、これほどまでに現実化してきた未来もないだろう。これもまたM2M社会の到来だ。車載OSとしてアップルは「Car Play」を、そしてグーグルは「Android Auto」といった具合に既にプラットフォームを整えている。iOSとAndroidが世界を席巻しているように、いずれM2Mの世界にもこのような流れはやってくるに違いない。アップルがSwift言語をオープンソース化したのはそれなりの理由があるのだ。このような風が吹く中で、改めて自分は何を選択すべきか? やはり未来は未知数で満ち溢れているのだ。

 

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